addsomemusic2010-02-26



 ただいまのBGMはTERRY TELSONの1975年にリリースされた『WHILE IN EXILE』なり。詳細は全く知りません(笑)。でもなんとなくジャケが醸し出す雰囲気そのまんまのSSWアルバムですね。TERRY TELSONの弾き語りといったタイプのサウンドで、ローナー・フォーク・サイケ・・・などと書かれそうですが、サイケ〜アシッド色は薄いです。染みる曲がそろったシンプルなフォーキー・アルバムと書いた方がイメージに近いと思います。


 弾き語り・・・なんですがアコギだけでなくバンジョーやピアノ、ダルシマー、ハーモニカなど全ての楽器を一人で演奏しています。といっても多重録音をしているわけではなく、曲によって楽器を変えているという感じですね。軽快なナンバーもなく、全体に地味なサウンドで、彼のややしゃがれたボーカルも哀愁を感じさせてくれます。哀愁・・・やはり素敵な曲たちが最大の演出をしてくれているのに間違いありませんね。フォークやブルースをルーツにしたような雰囲気なんですが、バンジョーを弾いていてもルーラル色はほとんどないんですよね。こういったところは日本人向けかも(笑)。それにしても本当に良い曲が揃っています。「DIED WITH THEIR BOOTS ON」「SHADES OF YESTERDAY」・・・名曲デス。


 日本では全く知られていないようなアルバムだと思いますが、海外では評価の高い1枚。もっと認知されてよいアルバムだと思います。名盤。