addsomemusic2010-03-22



 実は今日は購入したばかりの『オムニバス1 大瀧詠一 ファースト・アルバム・カバー集』を取り上げようと思ってたんですが、予想以上にツマンナイ内容だったんで取りやめました(笑)。その代りに更にツマンナイと思われるアルバムでも(笑)。3月19日のブログでちょこっと名前が出た三遊亭円丈の1981年にリリースされた『リハビリテーション』を取り出して聴いています。


 原めぐみの「見つめあう恋」のシングルでウォール・オブ・サウンドを聴かせてくれた中村俊夫が次にプロデュースをしたのがこの『リハビリテーション』。狙いはYMOの『増殖』のようなギャグと音楽をミックスさせたアルバムの制作ですね。まぁ成功したのか失敗したのかの判断は難しいですが、まぁギャグはともかく曲間のジングルに聴ける音楽は60年代のポップスのパロディというよりパクリともいえるようなもので、これが最高に素晴らしい。オリジナルのレコードには「歌もの」は三遊亭円丈のが歌う「恋のホワン・ホワン」の1曲だけだったけど、カセット版には三遊亭円丈の「恋のリハビリテーション」の他に原めぐみの「離さないで」と「「彼にくびったけ」が収録されていましたようです。ほぼ完全版としてCD化されていますが、著作権の関係上「彼にくびったけ」(エンジェルスの「I ADORE HIM」のカバー)が未収録となっているのが残念。これもかなりの音壁ソングに仕上がっているそうなので聴いてみたいところですね。


 とにかく聴きどころは三遊亭円丈が歌う「恋のホワン・ホワン」でしょうね。なんちゅうタイトル・・・だと思いますが、これが実はニック・ロウの「CLUEL TO BE KIND」のカバーなのには驚かされますね。これがまた音壁なアレンジになっていて最高なんですよ。三遊亭円丈のボーカルの情けなさは・・・ですが(笑)。まぁコミック・ソングの範疇を出ないような曲かもしれませんが、通好みな方はぜひ。これ1曲のためにCDを聴いてみよう・・・なんて方がいればぜひ!(笑)



リハビリテーション

リハビリテーション