addsomemusic2010-03-23



 ただいまのBGMはRAFFIの1975年にリリースされた『GOOD LUCK BOY』なり。カナダのフォーキーSSWアルバムで、これはもう私の大愛聴盤でございます。ハート・ウォーミングという言葉はこのアルバムのためにあるのでは?と思えるくらいに暖かく優しさに満ち溢れたアルバムです。このアルバム全体に漂う心地よさといったら!


 RAFFIはいまも現役で活躍してますが、いわゆる子供向けのアルバムをリリースしていることで知られています。この『GOOD LUCK BOY』は子供向けのようなアルバムではなく、オーソドックスなフォーキー・スタイルのもの。たぶん子供向けのシンガーに転向する前の最初期・・・1stあたりではないのかなぁ?と思います。彼のHPを見てもこのアルバムのことには触れられてないもんなぁ。


 スティールやフィドルが絡むカントリー・タッチな曲やフォーキー・スタイルのほのぼのとした楽曲ばかりで、彼の優しいボーカルにピッタリと合ってるんですよね。聴いてると本当にウキウキしてきちゃいます。もちろんスローな曲もあって、それがまた良いんだ!先にも書いたけどハート・ウォーミング&グッドタイム・ミュージックな内容にニンマリです。LANCE BENNETTのハーモニカが随所で効果的に鳴り響いてます!


 スティールが心地よいカントリー・タッチな「PLAY "MELANCHOLY BABY" SWEETHEART」やギターのアルペジオとともにしっとりと歌う「FEEL LIKE A MILLION」、暖かなブルーズって感じの「FAKIN' IT BLOOZE」、ミディアム・スローなフォーキー・ソング「YOUGE STREET」「THINKING ONLY OF YOU」などはまさに名曲といえるもの、RALPH McTELLの「STREET OF LONDON」やTOWNS VAN ZANDTの「I'LL BE THERE IN THE MORNING」といったカバーも秀逸。捨て曲なしです。あまり見かけませんが、本当に素敵なSSWアルバムですのでぜひ!