addsomemusic2010-04-06



 ただいまのBGMはJERRY OSTENSOEの『WHEN I WAS YOUNG』なり。何年のリリースかは不明だけど、間違いなく70年代の音。ミネソタの自主盤で、ルーラル・フォーキーなサウンドが素敵過ぎます。フォーク、カントリー、ブルースといったルーツに根付いたサウンドがいかにもUS的で心地よい。オリジナル曲も秀逸だし、なんといっても彼のマイルドで温かみのあるボーカルが心地よさを更に際立てていますね。


 アコギを中心としたフォーキー・サウンドながら、バック陣が脇を丁寧にサポートしてくれていてます。ハーモニカが印象的だったり、女性コーラスが素敵だったり、全体に落ちついたアルバムながら和みの1枚に仕上がっています。特に女性コーラスがほぼデュエットな「CARDS ON THE TABLE」は最高です。


 1曲目が「TRAVERIN' BLUES」で、他には「FREIGHT TRAIN」「MILWAUKEE RAILROAD BLUES」「DAVENPORT, IOWA」「ALMOST GOIN TO NEW YORK BLUES」なんて曲名を見ると、ホーボー系のアーティストなのかな?とも思えますね。エリザベス・コットンの「FREIGHT TRAIN」やハンク・ウィリアムスの「JAMBALAYA」といったカバーに彼のルーツが垣間見れます。和み系がお好きな方にはかなりオススメな1枚です。