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　ただいまのBGMはCAROLE KING & JAMES TAYLORの『LIVE AT THE TROUBADOUR』なり。リリースされたばかりのホヤホヤの新譜です。内容はキャロル・キングとジェイムス・テイラーによって2007年11月にロスのライブ・ハウスで行われたライブ・アルバム。これはもう全てのSSWファンは必聴の素晴らしすぎるアルバムですよ。

　SSWの歴史に於いて最重要人物であるこの二人のジョイント・ライブってだけで感動的なのにバックを務めるのはダニー・コーチマー、リー・スカラー、ラス・カンケルというメンツ。もしここにクレイグ・ダーギがいたらそのままザ・セクションですからねぇ。これで悪いはずがないですよね。旧知の仲のメンバーで、もう5人がひとつのバンドのようになっています。

　収録曲もお互いの代表曲ばかり・・・それも1971年までの曲で占められています。ジェイムス・テイラーは1st、『スウィート・ベイビー・ジェイムス』『マッド・スライド・スリム』から。キャロル・キングは全て『つづれおり』からの選曲。「UP ON THE ROOF」はキャロル・キングが60年代にドリフターズに書いた曲で、この曲は二人ともちゃんと録音してるんですよね。素敵過ぎる名曲の数々がリラックスした演奏とともに長い年月を経て芳醇に香ってきます。限りなく70年代のライブと同じ演奏で聴かせてくれているんじゃないのかなぁ。

　最初から最後まで聴きどころ・・・なんですが、やはり二人で歌った「YOU'VE GOT A FRIEND」には思わず涙線がウルウルきちゃったよ。二人とも本当にいい年の取り方をしてるなぁ・・・と思っちゃったよ。味わい深く優しさに溢れてます。お互いにリスペクトしあってるのがよく分かります。

　このアルバムは同ライブがCDとDVDの2枚組仕様になっています。間違いなくDVDは必見でしょう。こんなに狭いハコだったのかと驚かされます。チケットも瞬時に売り切れたのも納得ですね。手を伸ばせば届くようなハコでこの二人のライブが見れた方は本当に幸せだったでしょうねぇ。つい先日、このふたりによる日本公演も行われました。さすがに日本ではライブ・ハウスというわけにはいきませんが、同じような内容だったのでないでしょうか。あ〜日本公演にも行けなかった私は無念極まりないです。

トルバドール・リユニオン(DVD付)