addsomemusic2010-05-17



 なんとなく取り出してきたのはHAPPY TRAUMの1980年にリリースされた『BRIGHT MORNING STARS』なり。これはハッピー・トラウムのソロでは3枚目かな。弟のアーティと組んだハッピー&アーティ・トラウムのキャピトルからリリースされた2枚があまりにも素晴らしすぎる名盤(韓国のレーベルからCD化されるようです)だし、その後も兄弟デュオから、マッド・エイカーズからソロまで70年代のウッドストックを語る上での最重要人物といっても過言ではないですね。そんなハッピー・トラウムのこのアルバムもやっぱり素晴らしいアルバムなんですよね。これもまた70年代の他のアルバム同様にウッドストック・フォークの名盤でしょう。


 まぁフォーク&ブルースといった内容で古いブルースやトラディショナルを中心に優しく歌ってくれています。そんな古い曲とともに取り上げているのがパット・アルジャーの「BAD LUCK BLUES」やジョン・ヘラルドの「PASSENGER PIGEON」そしてボブ・ディランの「I SHALL BE RELEASED」だったりしています。


 シンプルなフォーキー系の音なんですが、参加ミュージシャンは豪華です。パット・アルジャー、ラリー・キャンベル、ジョン・ヘラルド、マリア・マルダー、アンディ・ロビンソン、ロリー・サリー、ジョン・セバスチャン、アーティ・トラウム、それにリチャード・マニュエル!!・・・などなど。これらのメンツで食指が動く方にはオススメ度は高いですね。


 確かに一聴、飛びぬけたアルバムではないかもしれません。でも気の合う仲間たちと作ったため、とてもリラックスしていて優しさに満ち溢れた和みの名盤に仕上がっています。


BRIGHT MORNING STARS [ブライト・モーニング・スターズ]

BRIGHT MORNING STARS [ブライト・モーニング・スターズ]