addsomemusic2010-07-30



 ただいまのBGMはJERRY LOWEの『DON'T LOOK LIKE BABY'S COMIN HOME』なり。何年のリリースかは不明ですが間違いなく70年代の音でしょう。JERRY LOWEはSSWというよりはカントリー・シンガーといったほうがしっくりきます。このアルバムはカントリー〜カントリー・ロックな魅力がたっぷりと詰まっています。アルバム収録曲に彼自身によるオリジナルが1曲はあるんですが、他は全てカバーで占められています。そんなカバーの中で有名どころで「ME AND BOBBIE McGEE」や「PROUD MARY」を取り上げていると書くと、このアルバムの雰囲気は伝わりやすいと思います。彼の温かみのあるボーカルも良いし、アルバム全編に漂うスティールの音色の心地よいですね。あまり一般受けしそうにない内容ですが70年代カントリー・ロック好きの方なら喜んでもらえるようなアルバムだと思います。オリジナルは少ないですがクオリティは高いです。


 ただこのアルバムには興味深いことがあります。なんとインディアナの700 WESTでレコーディングされてるんですよね。70年代USの超マイナーどころを聴かれてる方にはお馴染みの700 WEST。このスタジオではBRONCOとか思い切りカントリー〜カントリー・ロックなバンドによるアルバムも録音されてるんで同系列として語られるべきアルバム・・・とは思うんですが、このJERRY LOWEのアルバムについて700 WESTのHPでは全く触れられていませんでした。だから700 WEST関連のアルバムを探されてる方でも知らない方は多いのでは?なんて思いますね。