addsomemusic2010-09-22



 久々の更新になってしまった。いろいろあって先月あたりから休みながらのノンビリ・ペースになっています。ネタ切れとかではないんですけどね。たま〜に覗いてやってください。


 ただいまのBGMはSPIKE DRIVERSの『FOLKROCKING PSYCHEDELIC INNOVATION FROM THE MOTOR CITY IN THE MID 60S』なり。SPIKE DRIVERSは女性一人を含む5人組で、1965年から1967年くらいまでデトロイトで活動していたバンドです。たったの3枚のシングル盤だけしかリリースしていないんですが、このアルバムは未発表曲も含む編集盤(全曲集?)。彼らのサウンドはフォーク・ロック・バンドというよりダウナーなガレージ・バンドといった趣きですね。まさにヴェルヴェット・アンダーグラウンド的なダウナー加減が最高なんですが、ヴェルヴェッツの影響ではなく同時代に似たような感覚を持ったバンドだったということ。それもデトロイトでこの音ってのが驚きですね。最高にイカしてます。


 全体に地味な印象の曲ばかり。でもこれがクセになるんですよねぇ。ビーチボーイズっぽくハーモニーも付けて爽やか路線を狙った曲もあるんですが、どうにも暗い(笑)。でも60年代半ばのガレージ〜サイケ〜フォーク・ロックなバンドの中では特異でありながら、またレベルの非常に高いバンドだったと思います。日本では認知度が低いかもしれませんが、海外ではコアなサイケ・コレクターに高く評価されています。


 私が持っているのはアナログ盤なんで11曲入り。確かCDは曲数が多かったような記憶があります。でも共に廃盤。確かに一般ウケしませんが、これは再発してほしいですね。そしたらちゃんとCD買いますから。


 メンバーだったTED LUCASは後にソロ・アルバムをリリースしています。これもサイケ・コレクターには認知された1枚ですが、なかなかにレア。どうも韓国でCD化されるという情報もありますので、興味のある方は楽しみに待ちましょう。