addsomemusic2010-09-06



 ただいまのBGMはDOUGLAS WOODの1978年にリリースされた『THE WILDERNESS IS HOME』なり。ミネソタのマイナーSSWアルバムなんだけど、これがなかなかレベルが高い。ミネソタは良質なSSWの宝庫なんですよね。このアルバム、ちょっとダサいジャケでかなり損してる気がしますが、良い曲の揃ったSSWの良心ともいえるような内容なんでオススメ度は高いです。ただマイナー・レーベルものですが、自主盤にありがちなフォーク・サイケ色は全然ありません。オーソドックスなフォーキー系SSWで、純粋に曲の良さを堪能できます。


 DOUGLAS WOODはボーカルと共に12弦を演奏しています。アルバム通して響く12弦の音色が素敵過ぎます。もちろんギター、ベース、ドラムも入るしっKりとしたアレンジで、曲によってはチェロやフィドル、といった音も入りますし、ハーモニーもしっかりしてるんで聴きやすいアルバムに仕上がっていると思います。


 もちろん全曲が彼のオリジナルで、派手さはないもののツボを押さえたようなソングライティングで、SSW好きには堪んないものがあるんじゃないでしょうか。確かに特別な世界観があるようなアルバムではないですが、オールマイティーな魅力を伴ったアルバムだと思います。


DOUGLAS WOODには他にもありあすが、このアルバムで聴かれるような魅力には程遠いもの。とにかくこのアルバムは聴いておきましょう。安く買えると思いますよ。