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ただいまのBGMはSPHEERIS & VOUDOURISの1978年にリリースされた『SPHEERIS & VOUDOURIS』なり。マイナーSSWデュオでたぶんこれが1stだったと思います。この後、AOR〜ニューエイジ色を強めていき、最終的にはニューエイジなインスト・デュオになってしまいましたが、このアルバムはSSW〜フォーキー色が強く、私のようなSSW好きには堪らない1枚となっています。
アコギとピアノによるデュオにベース、ドラムのサポートが付きます。ややジャジーな味付けが彼らの魅力で、柔らかな歌声と共に洗練されたクールな佇まいを感じさせてくれながら、ほんのりと温かみを感じさせてくれるのが彼らの素晴らしいところでしょう。フォーキー・スタイルからグッドタイミー、ジャジー、プレAORな魅力満載でコアなSSW好きには人気のアルバムで、海外でも高く評価されています。もちろん収録された曲のレベルが非常に高く捨て曲ナシのまさに名盤といえるようなアルバムですね。
どの曲も個人的にツボなんですが、なかでも「FOLLOW MY FEET」がベストトラックかな。フォーキー且つジャジーな曲でアコギとピアノの心地よさといったらないですね。全曲いいんですが、これ1曲のために買っても損はしないと思います。他にも爽やかな「INDIGO BLUE」とかJOE & BING(RCAの頃ね)っぽくて好きです。ルーラルなSSWと違って聴きやすいと思うので、ここらあたりをぜひCD化してもらいたいものですね。