addsomemusic2010-11-15



 ただいまのBGMはTIM BUCKLEYの『STARSAILOR』なり。個人的な意見ですが、これこそがまさにサイケ〜アシッドといわれるあたりのアルバムとしては最高位に位置するものだと思ってます。それくらいここでのティム・バックリーはキテるんですよね。


 1971年リリースの確か6枚目だったかな。前作で見せていたフリー・ジャズの要素を更に顕著に発展させた内容。このアルバムで聴かせる彼の魂の歌声とサイケ感覚溢れまくったサウンドとのコントラストが尋常ではない。この彼の世界観にある種の「美」を発見できます。


 彼の震えるような狂気にも満ちた歌と激しいギターが絡み合う「MONTEREY」があると思えば一転してSSW的な「MOULIN ROUGE」など彼の幅広い音楽性というかジャンルを超えた凄みを感じさせてくれますね。アシッド・フォークの名曲「SONG TO THE SIREN」も収録しています。ジャケットに映るにこやかな笑顔とは裏腹に聴き手を選ぶアルバムだと思います。