addsomemusic2010-11-12



 ちょっと秋っぽいジャケのアルバムをと思って取り出して聴いてるのはTAPESTRYの1973年にリリースされた『DOWN BY MAPLE RIVER』なり。カナダのSSWデュオ。一応夫婦なのかな?ジャケもそのままカナダを思わせる素敵なものですね。


 SSWといってもシンプルなフォーキー・スタイルではなく、ダウン・トゥ・アースなバンド・サウンドで、思いのほかどっしりとした印象。スワンプというほど濃いボーカルやサウンドではないですが、それ系統の音が好きな方にも受け入れられるようなものだと思います。ニール・ヤングを彷彿させるような楽曲もある・・・と書けばまだ捉えやすいのかなぁ。全曲がJACK WINTERS(男性のほう)の手によるもので、なかなかレベルは高い。要のギター・サウンドに男女ボーカルが絡み合い、なかなか聴き応えのあるレベルの高さを誇っています。曲によってカントリー・ロック的なものもあり、いろんな顔を見せてくれています。やや低めの声質の女性ボーカルも悪くない。ロック色が濃いしっかりとしたサウンドと二人のボーカルが絶妙なバランスでかみ合っている名盤だと思います。