addsomemusic2011-07-24



 ただいまのBGMはTHE TREE PEOPLEの『THE TREE PEOPLE』なり。オレゴンのマイナー・バンドによる自主盤で1979年のリリース。ギター、パーカッション、フルートというトリオ編成で、なんともいえぬアシッド・フォーク・テイストたっぷりのサウンドは心地よくもあるんだけど、どこか居心地の悪さも感じさせる不思議な1枚。


 繊細なボーカルとシンプルなアコギに、絡みつくようなパーカッション、そして東洋的な浮遊感漂うフルート。ラーガ調の曲もあったりと一筋縄ではいかないんですね。インストも含めて一歩間違えると現代音楽的なヒーリング・ミュージックに成り下がりそうな危うさが堪らないですね。でも最終的に「美しい」と感じさせるアシッド・テイストは特別な存在であることを意味しています。


 オリジナルは結構レアですが、CD化もされてますし、アナログでリイシューもされています。ぜひ聴いてみてください。