addsomemusic2004-12-19



 クリスマスも近づいてきましたね。こんな季節はクリスマス・ソングもいいですが、私はドゥー・ワップが聴きたくなります。それも本当にアカペラなやつ。基本的にブラック・ミュージックは聴きませんが、なぜかドゥー・ワップは好きでたまに聴いてます。基本的にコーラス&ハーモニーというのが大好きなんですよね。


 ブラックが苦手なんで、ドゥー・ワップもホワイトなヤツでも(笑)。ディオンとともに素敵なハーモニーを聴かせてくれて大ヒットを連発していたTHE BELMONTSのディオン抜きでリリースされたアルバムなんてどうでしょう?


 1972年にリリースされた『CIGARS, ACAPPELLA, CANDY』は最高に好きな1枚で、この季節にピッタリじゃない?ホワイト・ドゥー・ワップということで山下達郎なんかも大きく影響を受けたんじゃないでしょうか。このアルバムと達郎の『ON THE STREET CORNER』は死ぬほど好きです。


 ドゥー・ワップなんてほとんど廃れてしまっていた70年代のリリースなれど、その素敵なハーモニーは健在。取り上げている曲も「MY SWEET LOAD」とか「ROCK AND ROLL LULLABYE」とか新しい楽曲も多い。わずかなパーカッションやカズーが時折聴こえますが、ほとんどが3声による歌のみ。これが非常に心地よい。


 「THAT'S MY DESIRE」「DA DOO RON RON」「WE BELONG TOGETHER」といった有名曲もいいんだけど、ラストを飾る「STREET CORNER SYMPHONY」が素晴らしい。数々のドゥー・ワップ・クラッシクの曲が次々とメドレーで登場していて思わず鳥肌ものです。それもメロディー・ラインを歌うのではなくってドゥー・ワップ・コーラスだけで綴っているんだから気持ち良いことこの上ないです。それにしてもSTREET CORNER SYMPHONYって素敵なネーミングですよね。


 どうです?今年のクリスマスにはこんなアルバムをお供にしてみては?