addsomemusic2005-05-27



 先日まで「アコーステック・グルーヴ」と題して日記を書いてましたが、飽きてしまったので止めた(笑)。なんだか日記にテーマを付けて書くのって思いの他しんどいことに気が付いたわけです。だからまた気ままに好きなアルバムや、その日に聴いてるアルバムなどでも取りあげようかなと。それに普段聴いてる音の多くがアコースティックな肌触りのものが多いんで、私からすればそのほとんどがアコーステック・グルーヴなわけだ。それまでの日記のタイトルも「アコーステック・グルーヴ」から変えちゃった(笑)。


 何度となく「大好きだ!」と公言しているラザラス。彼らの1stは涙が出てきちゃうくらいに美しくも胸が熱くなる名盤だと・・・しつこいくらいに書いてるんで常連さんは「またか!」と思ってることでしょう。で、今回は1973年の2ndを簡単に。


 『A FOOL'S PARADISE』も1st同様にベアズヴィルからのリリース。ウッドストックサウンド好きにとってはこのベアズヴィル・レーベルってのは特別な存在だなぁ。これもまたベアズヴィル・スタジオだけでなくミネアポリスサウンド80でも録音されてる模様。このサウンド80がまた良いんだ〜!


 説明ができないんだけど、前作のようななにか突き抜けた哀愁味は薄くなった印象。基本は同じでいわゆるフォーク・ロック。前作同様にピーター・ヤーロウとフィル・ラモーンの名前もあります。前作ではラザラスのメンバー3人で全ての演奏をしていたはず(基本的にドラム・レス)。でもこの2ndではドラムにAMERICAN DREAMのNICK JAMESONが参加してるんで楽曲にメリハリが付いてますね。1stで印象的だったビル・ヒューズのヴァイオリンもなくなり、その代わりにストリングスが導入された曲もあります。そんな感じで音作りは前作よりもしっかりしたものになったんで、普通のSSWやフォーク・ロック好きな方にはこちらの2ndのほうが聴きやすいと思います。


 楽曲の良さは言うに及びません。1曲を除き全てビル・ヒューズのオリジナルで素晴らしいメロディー・メーカーぶりを発揮しています。オープニングを飾る「LADYFRIEND Ⅱ」も名曲だけど、アコースティック・グルーヴな「BABY, BABY」には心躍らされます。


 もうとっくの昔に廃盤になってますが、奇跡的に(?)CD化されてました。乞う復刻!そして1stの初CD化急げ!!!!!