addsomemusic2005-07-11



 基本的にアルバムを10枚以上リリースしているアーティストの場合、その中でフェイバリットなアルバムを1枚だけ選ぶというのは難しいですね。活動歴が長ければ長いほど困難で、時代も変わればアーティスト自身の音楽嗜好も変わってきますからね。それに単独のアーティストのアルバムを10枚以上聴いている時点で、そのアーティスト自身を好きで聴いているということですからね。


 だから3枚選ぶことにしました(笑)。といっても私の場合はアルバムを何十枚も出してるアーティストでも60〜70年代のアルバムしか選ばないんですけどね。まぁその期間にリリースされたアルバムだけとってみても3枚選ぶのも大変なんですけどね。


 そんなわけで、勝手に思いついた企画なんですが第1回目(次があるのか?)はニール・ヤングでも。ニール・ヤングバッファロー・スプリングフィールドのメンバーとしてデビューしたのが1967年(だったかな?)。今も現役なんですでに38年にも及ぶ音楽活動をしているわけだ。その間にリリースされたアルバムの数も半端ではない。とりあえずソロに限定して個人的なフェイバリットを3枚選んでみました。


 『AFTER THE GOLD RUSH』(1970)
 『TIME FADES AWAY』(1973)
 『TONIGHT'S THE NIGHT』(1975)


 予想通り70年代のアルバムばかりです(笑)。なぜこの3枚なのか?と聞かれても返答に困りますが、なんとなくニール・ヤングといえばこの3枚。『AFTER THE GOLD RUSH』は単純に好きな曲が多いということです。他の2枚に共通していえることは、どちらもルーズで荒っぽい演奏だということ。全曲新曲を納めたライブ盤『TIME FADES AWAY』の投げやり加減はまさにロックです(笑)。それ以上にヘロヘロな『TONIGHT'S THE NIGHT』はバンド全員がヘロヘロに酔っ払って演奏した、ある種究極ともいえるアルバム。なぜかこれらのアルバムを聴きかえすことが多いですね。


 私の好みをよく知ってる方は「えっ『HARVEST』じゃないの?」なんて思われそうですね。もちろん『HARVEST』も悪くはないですが、意外にもそれほど好きなアルバムではなかったりします。世間的に評判の良い『ON THE BEACH』『RUST NEVER SLEEPS』も個人的にはペケ。80年代は低迷。90年代以降のアルバムはどれも悪くないです。