addsomemusic2005-08-25



 リプリーズからリリースしたピーター・ゴールウェイ関連の3枚はどれも全く売れなかったそうですね。内容がよいだけに本人は本当に悔しい思いをしたのではないでしょうか?今でこそ「名盤」と謳われてますが、当時彼のアルバムの素晴らしさを理解していた方ってのは本当に少数の人達だけだったんでしょうね。


 それが原因なのかは知りませんが、ピーター・ゴールウェイは長い沈黙に入ります。そして彼の音楽の素晴らしさを理解していた日本人によって彼は再び表舞台へと姿を現すんですね。1978年にリリースされた『ON THE BANDSTAND』は悲しいかな日本のみのリリースでした。


 日本のみのリリースとはいえ、その内容はすこぶる素晴らしいもの。これでもか!というくらいの名曲揃い。名盤『PETER GALLWAY』にもヒケは取らないと思います。サウンドがやや軽めなのはしょうがないけど、それを補って余りある名曲の数々にノックアウトですよね。


 イントロから最高な「SUNDAY BASKETBALL」でスタート、後はため息の連続。女性コーラスとピアノが印象的な「LIZ」、メロウな「NO OTHER WORDS」、クールで爽やかな「TABLE FOR TWO」・・・どれも良いなぁ。サックスでビリー・ノヴィックが参加してるのもポイント高いですね。


 CDでリイシューされた時はジャケが差し替えられました。このCDにはPETER GALLWAY REVUE名義でリリースされたシングル盤「STREET STREET」とカップリングの「FALLIN' OUT OF LOVE」がボーナストラックで収録されてるんでこちらも要チェック!