addsomemusic2005-09-09



 思い立ったら新企画。私の手持ちのレコで他では全く紹介されることがないようなB級フォーク系やSSWのアルバムでも取り上げようかと。


 何を持ってB級か?というのは個人それぞれで違うでしょうからねェ。とりあえずマイナー・プレスや自主盤の類いをピックアップ。もちろんマイナー・プレスのものでも名盤として認知されてるアルバムも多く、そんなアルバムは目玉が飛び出るような価格のものも多いですね。でもここでは全然名盤ではなくってレコも格安で買えるものに限定。それに決して私の愛聴盤ではないものを中心に(笑)。でも決して嫌いという意味ではなく、どれも好きな音なんですけどね。


 BILL STEELE 『GARBAGE! and other garbage』


 まずもって「誰やねん!」ですね。これはB級としてはかなり重要です(笑)。もしかしたらコアな音楽好きには知られてる名前なのかもしれませんが、ここでは私中心なんで、私が知らなければ「誰やねん!」なのです(笑)。


 たぶん1973年頃のリリース。レーベルはBAY RECORDSとあります。裏ジャケに書かれてる住所を見る限りはカリフォルニアはオークランドのようですね。とりあえず西海岸フォークということで。BILL STEELのボーカルを中心にシンプルなアコースティック・フォークを聴かせてくれてます。ジャケには12弦を持ってる写真がありますが、他にもバンジョーも弾いてます。彼と並んで二人のギタリスト(ひとりはベースも弾く)との3人編成の演奏が中心で、それにパーカッションやコーラスが被さるというもの。ドラムレス。


 1曲目の「DR. JEKYLL'S COLA」がジャグ・バンド風の演奏なのにニンマリ。カズーや「びよ〜ん」といった音がでるパーカッションにカレッジ系のコーラス。全然粋じゃないけど好きです。JANET SMITHという女性(ゲスト?友人?)とのデュエットの弾き語りナンバー「JOHNNY'S LULLABY」とかシンプルで地味な曲だけど、こんなタイプの曲は好きなんだよねェ。コーラスが楽しいいかにも60年代風な「CHARLIE CHAN」などなどフォーク系の音が好きならそれなりに楽しめると思います。


 詳細をご存知の方、何か教えてください!