addsomemusic2005-09-19



 私がUKモノをほとんど聴かないのは常連さんなら承知の事実。別に毛嫌いしてるわけではないんだけど、やっぱりアメリカの音が好きで、USばかり買ってたらUKモノにまでお金が回らないんですよね。貧乏なんで、それならUSに絞ってしまおうと、自分の中で決めちゃった感じではあります。


 CDやレコード・ラックを眺めてたら本当にUKがないなぁと実感。ビートルズは別格にすると、UKもので一番多く所有してるのはなんとキンクスの10枚だった。ちなみにストーンズは6枚しか持っていない(笑)。偏ってるなぁ。


 60年台UKモノではキンクスがダントツに好きです。特に60年台後半から70年代あたまにかけてのアルバムはどれも素晴らしいと断言できます。一番好きなアルバムは『KINKS PART 1 LOLA VERSUS POWERMAN AND MONEYGOROUND』かな。たぶん多くの方が『MUSWELL HILLBILLIES』を挙げると思ったでしょ。残念でした(笑)。


 それにしてもこの頃のキンクスのアルバムはタイトルが長い。先に書いた『KINKS PART 1 LOLA VERSUS POWERMAN AND MONEYGOROUND』もそうだけど、その前にでたアルバム『ARTHER OR THE DECLINE AND FALL OF THE BRITISH EMPIRE』も書いてて嫌になるくら長いタイトルだ。ちなみに邦題は『アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡』・・・なんだよこれ。アルバム・タイトルに「もしくは」とか「ならびに」なんて付くか?一応コンセプト・アルバムなんだけど、タイトルはもっと簡素でも良いのでは?と思うんだけどね。だって未だに覚えきれないんだもん(笑)。


 歌詞が分からない日本人の私にはコンセプトがどうのなんてよく分かりませんが、素直にポップで良いアルバムだと思います。代表曲の「VICTRIA」や「SHANGRI LA」あたりが聴き所かな。特に「VICTRIA」のポップさ加減は多くの方にウケルと思いますね。とにかく全曲良く、60年代UKアルバムの傑作の1枚だと思います。


 http://d.hatena.ne.jp/nota10/20050912