addsomemusic2005-10-07



 あ〜この2週間近くは激務だったなぁ。9月が本決算だったもんでバタバタしておりました。まぁ来週からヒマになるか?と言われると怪しいんですけどね。


 別に意味もなくサイケ〜アシッド系の特集を始めてしまった。私が取り上げてるのはオリジナルはどれも激レアなんだけど、どれも容易にCDで買えるものばかりですので気になったら聴いてみてください。ただ私が捕らえてる「サイケ」の感覚は他の方と違うかもしれませんね。世間的にはグレイトフル・デッドやジェファーソン・エアプレインとかなんでしょうか?それらよりはビーチ・ボーイズの『スマイル』やヴァン・ダイク・パークスの『ソング・サイクル』のほうにサイケを感じてる私なので。あとフォーク系が好きなんで、そっち寄りの音のサイケが好きだったりしています。


 1969年に唯一のアルバムをリリースしたヒッコリー・ウインドの『HICKORY WIND』は大好きな1枚。70年代にブルーグラスな音で活動していたヒッコリー・ウインドとは同名別バンドです。


 基本はフォーク・ロック・サウンド。でもすごくチープでシンプルなフォー・ピース・バンド。オーソドックスなスタイルのフォーク・ロックやらノスタルジー色の濃い曲やらファズ炸裂な曲やらガレージ色の濃い曲やら、いろんな姿を見せてくれてますが、そのどれもが本当に素晴らしいとしか言いようがないです。詳しくは知らないけど、かなりの自主制作の部類だろうから本当に音が軽い。この軽さに「サイケ」を感じます(笑)。


 欧米ではサイケの名盤として認知度も高く、レコも高いです。でもなぜか韓国でCD化。韓国恐るべしですね。CDにはボーナストラックも付いてるんでお得ですよ。ただ、やっぱり万人ウケするような音ではないかも。まぁサイケのアルバムはどれも万人ウケするものではないからなぁ。


 あまりサイケという意識に捕らわれず、チープなギター・ポップとして聴いてもそれなりに面白いと思います。