addsomemusic2009-06-29



 ただいまのBGMはWINSTON GEORGEの『CITY WILDERNESS』なり。ジョージ・ウィンストンではなく、ウィンストン・ジョージね(笑)。カナダのSSWで、彼の1st『ANY DIRECTION』はフォーク・サイケの名盤として人気盤ですが、この2ndもなかなか素敵な1枚ではあります。何年のリリースなのかは知りませんが、70年代のアルバムだと思います。


 彼の歌とギターを中心にフォーキーなサウンド。曲によっては女性コーラスやサックスが加わってくる曲もあります。全体にフォーク〜ブルースをルーツにしたような感じで、彼のボーカルもいい意味でダルイ感じなのが素敵です。


 オープニングの「CAMPUS CONFIDENTIAL」は女性コーラスやサックスが加わっての演奏で、いかにもダン・ヒックスを思わせるようなスウィング感のあるグッドタイミーなナンバー。ブルース色の濃い曲やフォーク路線のものまで、どれも味わい深い。時折聴ける女性コーラスが絡む曲が淡々した印象になりがちなアルバムにアクセントを付けてくれています。


 前作のフォーク・サイケ色は薄まり、ルーラル色が濃くなっていますが、これはこれで名盤です。ジャケも可愛らしくて大好きです。