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ただいまのBGMは佐藤奈々子の1977年にリリースされた1st『ファニー・ウォーキン』なり。なんだか久々に取り出してきましたが、これは良いです。70年代の日本の女性ボーカルものの中では屈指の名盤だと信じて疑いません。
都会的であり、アンニュイなウィスパリング・ボイスもキュート。全体にジャジーな雰囲気で覆われてるので、より一層魅力的に響きます。今となっては収録された全曲が佐藤奈々子とデビュー前の佐野元春(当時、大学生ですよね?)との共作ということで語られがちですが、リリース当時はどういった受け止められ方だったんでしょうね。女性ボーカルのアルバムということで落ち着いた曲が多いですが、これはこれで当時の佐野元春のセンスが片鱗以上のもであったと実感できます。
ただこのアルバムで佐野元春うんぬんは確かに欠かせないかもしれないけど、やはり佐藤奈々子のボーカルの魅力と、大野雄二のアレンジの素晴らしさがこのアルバムを名盤にしていると思います。
バック陣も豪華。林立夫、後藤次利、松木恒秀、徳武弘文、大野雄二、斉藤ノブ、妹尾隆一郎、シンガーズ・スリー・・・などなど。結構力入れて売ろうとしていたんですね。
試聴 http://listen.jp/store/album_coca11100.htm
- アーティスト: 佐藤奈々子
- 出版社/メーカー: ヴィヴィド・サウンド・コーポレーション
- 発売日: 2006/12/20
- メディア: CD
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