addsomemusic2005-10-22



 仕事も早々に終えて日本シリーズ観戦。カープ・ファンとしては同じセリーグ阪神を応援するべきなんでしょうか?巨人と並んで嫌いな球団なんで思いっきりロッテを応援してました(笑)。それにしても濃霧コールドなんて聞いたことがないぞ。


 野球の後はもちろん日課の音楽鑑賞&ブログの更新というところかな。今回はSSWの裏名盤シリーズでも。BILL CAMPLINの1976年リリースの『STILL LOOKING FOR THE CURE』なんてどうでしょ。BILL CAMPLINはWOODBINEというフォーク・ロック・バンドとして素晴らしいアルバムを1枚残しています。これが本当に大好きなアルバムなんですよ。その後、ソロを何枚かリリースしています。私は3枚持ってますが他にもあるのかな?ここらへんは情報が少ないからなぁ。今回取り上げるアルバムが1番好きなアルバムでもないんですが(笑)、ブログに取り上げやすい内容だったのとジャケが面白いのでピックアップしてしまった。


 正確に言うとBILL CAMPLINではなくBILL CAMPLIN'S LATEST EFFARTというバンドっぽい名前になってますが、実質的にBILL CAMPLINのソロ・アルバムで間違いないです。


 76年という時代だったのか、1曲目の「TWENTY-FIVE WORDS OR LESS」がなんだかブルース・スプリングスティーンっぽくて笑えます。ボーカルが軽いスプリングスティーンですね。曲自体は悪いもんでもない。こんな感じで全編で割りとロック色が濃く、シンプルなSSWサウンドのアルバムではないです。続く「WRONG TO BE FOR REAL」でも同様の雰囲気。間奏のハーモニカがなかな良いですね。アコギとハーモニカが印象的なディランの「LOVE-ZERO/NO LIMIT」のカバーもなかなかデキが良いです。個人的な最大の聴きどころはラストの「SOMEBODY TRIED/THESE DAYS」かなぁ。BILL CAMPLINのオリジナルとジャクソン・ブラウンの曲がメドレーで歌われてます。ロック色が強くテンポを早くした「THESE DAYS」がBILL CAMPLINのオリジナルと全く違和感なく一緒に歌われてるのが最高に素晴らしいですね!


 ロック色の濃い楽曲も多いですが、アコギやハーモニカが効果的に使われたアレンジの曲もあって、SSW〜ロック・ファン共に聴きやすいアルバムだと思います。


 ミネソタのSOUND 80で録音されています。ここで録音されたアルバムって本当にハズレがないんだよなぁ。BEARSVILLEと並んで好きなスタジオです。あと、LONNIE KNIGHTがギターを務めているのも個人的には見逃せませんね。


 ジャケは意味が分かんないバスケ・ジャケ。バスケ・ジャケといえばシールズ&クロフツを思い出しますね。でもこのジャケじゃぁ名盤度は低いなぁ。まぁ「裏」だからいいのか(笑)。なんにしても結構好きなアルバムです。