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　こちらで取り上げられていたコンピCD『Ladies from the Canyon』は超マニアックな選曲でかなり欲しいなぁと思ってますがなかなか買えていない（笑）。曲目をよく見るとBARBARA SIPPLEが収録されてるようですね。彼女のアルバムが大好きなんでここで取り上げておきます。

　1973年にリリースされたBARBARA SIPPLEの『BARBARA SINGS FOR LIFE』なんですが、ジャケのはBARBARAとしか表記されていないんですよね。でもレーベルに曲のクレジットにはSIPPLEとあります。ほぼ全曲が彼女自身によるもので、シンプルなフォーク・ソングばかりなんですが、なかなか染みる良い曲を書いています。

　演奏も彼女にアコギの弾き語り中心の音で、曲によってわずかなサポートが入る程度の本当にシンプルなもの。彼女の優しいボーカルも魅力的で英国フォーク好きにもイケルのでは？と思わなくもないサウンドだと思います。レーベル名もLAZARUS PRODUCTIONSだし、クリスチャン系なのかな？

　1曲目の「SHINE SHINE SHINE」からシンプルなフォーキー・ソング。弾き語りなんだけどベルの音が使われていて愛らしさを感じます。続く「SONG FOR LIFE」も穏やかなフォーキー･ソング。アコギとチェロ（かな？）による演奏が美しすぎます。LOLLIPOP EXPRESS CHORUSと名づけられた子供たちのコーラスが入った「HOLD MY HAND」は彼女のボーカルがとても伸びやかで良いデキですね。同じくLOLLIPOP EXPRESS CHORUSをフューチャーした「JOY INMY HEART」は手拍子も入ってパーッパーッパーッってコーラスが可愛い楽しい曲。パーカッションが効果的で朗らかとした「SOUNDS OF LOVE」あたりには歌う喜びを感じさせるような魅力が溢れてます。全体的にとても地味な印象かもしれませんが、フォーク系の音を好む方にはオススメしておきます。

60s米国女性サイケ・フォーク・レア・コレクション