addsomemusic2006-11-05



 いま取り出して聴いてるのはSUSAN & RICHARD THOMASの『A BURST OF LIFE』。たぶん1973年あたりでミルウォーキーのBLUE HOURからのリリース。このレーベル、個人的に死ぬほど大好きなWOODBINEのアルバムも出てるんでなんだか気になるレーベルですね。まぁローカルなマイナー・レーベルなんですが、このアルバムはマイナー・フォーク系の音が好きな方には割りと有名で、けっこうな人気盤だと思います。私が持ってるのもそうですが、白地のジャケでほとんどのものがリング・ホールがキツイものばかり見かけるんですよね。極美品なんてほとんど見ることがないことで有名な1枚?(以前にヤフオクでシールドを見ましたが、とんでもない値段になっていたなぁ)


 夫婦なのかな?男女の素敵なデュオ・ハーモニーを聴かせてくれてるし、全曲二人によるオリジナルでこれがまたレベルが高い。フォーキー・スタイルな内容なれど、全然地味な印象はありません。彼らの作り出すメロディどれも軽快で明るいタイプのものが多いからでしょうね。とにかく捨て曲がない大名盤だと自信をもってオススメできます。


 どの曲も良いですが、個人的に「STEEL BRIDGE」が白眉。ギターのアルペジオとともにSUSANの澄んだ歌声で始まり、それに変わるようにRICHARDも優しく歌い始めます。そしてサビではバックの演奏と共に二人の歌声が楽しく響き渡ります。なにか特別な雰囲気を感じさせるような曲ではないんですが、「歌」というものが持つ力を感じ取れるような気分になれます。この曲は『GET FOLKED』というライブ・コンピにも収録されてます。こちらはもちろんライブ・バージョンなんで聞き比べて見るのも面白いですね。ちなみにこの『GET FOLKED』にはマーク・ヘンリーも参加してるんで、その筋の方は要チェックですね。


 SUSAN & RICHARD THOMASの名前をJIM SPENCERの『2nd LOOK』のクレジットに見つけたときもなんだか嬉しかったなぁ。こちらもミルウォーキー産の素晴らしいアルバムです(既に裏名盤で取り上げ済み)。


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