addsomemusic2007-01-15



 「アコギ・ジャカジャカ系」の音が大好きです。なんだそれ?と言われそうですが、単にアコギのカッティングの音が死ぬほど好きなんです。いわゆるアコースティックな音が好きなんですが、アコギの弾き語りというよりも、アコギの音が印象的な曲が好きと言ったほうがいいかな。


 そんなアコギ・ジャカジャカ系で大好きな1枚にSPENCER/MILLERの1974年リリース(たぶん)の『FACE TO FACE』があります。男がピストルを持ったイラストが印象的なジャケで、普通のSSW〜FOLK好きには内容を知らないととても手が出るようなジャケではないですね(笑)。でもこれは買って大正解なので、もし見かけたら迷わずゲットすることをオススメいたします。ジャケの怪しさとは裏腹に内容は割りとオーソドックスなSSW〜FOLKスタイルのもので、JEFF MILLERとRON SPENCERのデュオ・アルバム。デュオといってもボーカルとギターはMILLERによるもので、SPENCERのほうはベースが担当のようです。ハーモニーも聴かれますが、これは別のコーラスが参加しているようです。


 なんといってもMILLERのアコギのカッティングに悶絶です。アコギのカッティングも6弦だけでも興奮しちゃうのに、12弦まで飛び出してくると「もうどうにでもしてくれ!」って感じになっちゃいますねェ。この12弦の音色は魅惑の音、いや魔性の音といってもいいくらい、私はこの12弦の音色に滅法弱いんですよね(笑)。シンプルなサウンドで、ストリングスも絡む曲があるけどあまり大袈裟なアレンジでなく、いい塩梅なんですよねぇ。当然弾き語りとかじゃないんで聴きやすいです。アルゾとかお好きな方には猛烈にプッシュしておきます。


 「WHILE I'M HERE」と「SAFE IN MY SONG」といった最高にグルーヴィーなナンバーが両面1曲目に据えられてます。もちろん全曲良いんですがね。これがもう堪んない。アコギのカッティングが気持ち良い軽快なフォーキー・チューン・・・幸せだなぁ・・・と、ひとり悦に浸ってしまうのです。全体的に軽快でノリの良い曲が多いんですが、なかなか落ち着いた雰囲気の曲もあります。とにかく全曲名曲!グレイト!グルーヴィー!もう個人的には「最高!」としかいいようがないアルバムです。



・・・・ってこれ、過去のブログから転載(一部加筆)しました(笑)。手抜きでスマヌ。これを書いた当時はまだ「SSWの裏名盤」シリーズがなかったんだけど、どうしてもこの「SSWの裏名盤」に名を連ねたいという思いでの転載です。永遠のマイ・フェバリット・アルバムの1枚!