addsomemusic2007-01-27



 今日はこれから岡山に出張なんで、その前に更新(笑)。いったいいつまで続くの?って気がするSSWの裏名盤でも。


 ただいまのBGMはPETER & JOHN ISAACSONの1975年にリリースされた『PETER & JOHN ISAACSON』なり。その名の通り、ISAACSON兄弟によるフォーキー・デュオ・アルバム。もちろん二人だけでなく極少数のサポートを得て作られていて、SSW〜フォークスタイルのシンプルな音世界。


 収録された全曲がPETER ISAACSONによるもので(共作含む)、リード・ボーカルとギターは彼によるもの。JOHNのほうはベースとハーモニー。他にギター、ドラム、スティールが絡む程度ですね。ハーモニーも全編織り込むデュオ・スタイルとは違い、曲の折々に挟む程度で、シンプルな演奏によくフィットしていますね。


 全体的にアコギの響きとPETERの優しい歌声が魅力的な内容。数曲でスティールが大きく取り入れられていて、それがこのアルバムの特徴のひとつになっていますね。「COMING HOME TO HOUSTON」や「BLUE EYES AND A BAD REPUTATION」などでスティールが鳴り響いていますが、穏やかさがアップして心地よさ抜群。もちろんカントリー・フレイヴァーな曲調もありますが、鼻につくようなカントリー臭さはなく、あくまでフォーキーな音なのが良いですね。


 ほとんどの曲がミディアム〜スローなナンバーばかりで、しっとりと、そしてスティールの音色に乗ってゆらゆらと・・・そんな感じの素敵なアルバムなんだけど、個人的にはやはり軽快な曲が好きなもんで、「WICHITA-TULSA」などでアコギが鳴り響くともう思わずニヤニヤしちゃうんですよね(笑)。