addsomemusic2007-01-28



 テレビを見てたらBGMにアルバートハモンドの「カリフォルニアの青い空」が流れてて思わず一緒に歌っちゃった。そんなこともあって久しぶりに聴いてみようと思って取り出したのがアルバートハモンドの「落葉のコンチェルト」のシングル。全く季節感無視のセレクトで申し訳ない(笑)。


 でもこの「落葉のコンチェルト」って原題は「FOR THE PEACE OF ALL MANKIND」なんで正確に訳すなら「全人類の平和のために」というわけだ。タイトルはもちろん歌詞を見ても全く秋といった季節感はゼロ。悲痛な失恋ソングなんだけど、このタイトルの「ALL MANKIND」とは失恋した男自身なわけだから、振られた女に対して「自分のために消えてくれ!」と歌ってるなんとも自分勝手な世界・・・と書くと歌詞を安易にストレートに解釈し過ぎといわれそうだな(笑)。でもこんな歌詞や曲名の歌に「落葉のコンチェルト」とは上手く付けたもので、タイトルの良さと、いかにも日本人好みな感傷的なメロディも相まって日本のみでヒットしたようです。となるとアメリカでは「カリフォルニアの青い空」の一発屋ということになるんでしょうかね。他に有名なのといえばカーペンターズの「青春の輝き」でしょうか?共作ですがちゃんとアルバートハモンドの名前がクレジットされています。


 高校の頃、この曲が大好きでした。シングル盤のジャケもメチャ渋くて、いまだに手放せない青春の証。といってもリアルタイム世代ではないんですけどね(笑)。案外、ここらあたりの曲が今のSSW好きに繋がる原点なのかもしれませんね。

 

It Never Rains In Southern California (A Golden Classics Edition)

It Never Rains In Southern California (A Golden Classics Edition)