addsomemusic2007-02-06



 このジャケってどうなのよ。滝・・・。内容も知らずにこのジャケだけで買う人はまずいないでしょうね。まさかこのジャケで内容が素晴らしいSSWアルバムだなんて想像さえ難しいですよね。でもアメリカのクリスチャン系のアルバムにはこんな感じで風景のジャケって案外多い。特に水平線に朝日だか夕日だかの写真は数知れずです(笑)。


 ただいまのBGMはSMOKY JOEの『A QUESTION OF LOVE』なり。1977年リリースのアルバムで、他に情報は全く持ち合わせておりません(笑)。でもなかなか優れたSSWアルバムなのは太鼓判。一応クリスチャン系なのかな?海外でそんな表記がされていたのを見たことがありますが、英語が分からない私には極普通のSSWアルバムでございます。日本ではあまり知られた存在ではないような気がしますが、海外のオークションなどでは、それなりにまともな価格で取引されてるんで(決して高くはない)、それなりに認知度は高いんでしょう。


 マイルドなボーカルがとても印象的。マイナー・プレスだと思いますが、自主フォークといった類ではなく、しっかりとアレンジされた音。もちろん全曲SMOKY JOE自身によるオリジナルでこれがなかなかレベルが高い。割りとポップな肌触りの曲が多く、マイルド且つメロウな佇まい。飛びぬけた楽曲はないんだけど、通して聴いててなんとも良い気分にさせてくれるアルバム。本当に素敵なSSWアルバムだと思います。


 シンプルになりがちなSSWアルバムの中で、このアルバムはなかなか楽曲の粒も揃っていてバラエティ豊か。決してとっ散らかった印象はないんで、飽きずに聴けます。なにげなく取り出したくなるようなアルバムだと思います。オススメ。