■
今では、このブログのメイン・コーナーとなっている「SSWの裏名盤」も目標の100枚がなんとなく見えてきたような感じ。もう休みなくSSWの裏名盤を100枚まで一気にいっちゃおうか・・・なんて思っている今日この頃(笑)。
ただいまのBGMはDAVID KAUFFMAN & ERIC CABOORの1984年にリリースされた『SONGS FROM SUICIDE BRIDGE』なり。彼らは何枚かアルバムをリリースしていますが、これはたぶんファースト(違ってたらごめんなさい)。黒地のジャケにこのアルバム・タイトル・・・かなりヤバイでしょ。ここで聴かれる音はSSWというよりもアシッド・フォークとズバリ言っちゃった方が分かりやすいと思います。
全体にエコーが効いてる感じで、なんともアルバム自体が曇りがかったような音世界。まぁハッキリ言って暗いアルバムなんですが難解ではない。曲自体は普通のフォーキー・ソングだと思いますが、やはり地味(笑)。全曲彼らのオリジナルで、演奏も全て二人でこなしています。アコギとボーカルというシンプルな音が中心ですが、そこにスティールやマンドリン、ダルシマー、ピアノなんかが曲よって絡んできます。研ぎ澄まされたシンプルな演奏にサイケなフィーリング。ちょっとダルなボーカルもまた深い世界に誘うかのように響き渡ります。割と普通なフォーキー・ソング「ANGEL OF MERCY」は個人的な名曲。
それにしてもこのサウンドで1984年の録音というのが驚きます。60年代末から70年代にかけてのアシッド〜フォーク・サイケな音で、そこらあたりの音がお好きな方には大推薦盤。名盤だと思います。