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たふだいまのBGMはANN REEDの『CAEPEDIEM』なり。1981年のリリースかな。良質のアルバムを多数生み出しているミネソタの地にはなんとボサノヴァの影響を強く受けたアルバムがあります。それがこの『CAEPEDIEM』なんですが、寒さの厳しい北のミネソタでボサノヴァを感じさせてくれる曲があるなんて!
基本はフォークです。ANN REEDによる6弦や12弦の弾き語りに、曲によってそれらの曲を引き立てるようなサポートが加わる形。フルートやマンドリン、クラリネット、サックスなど様々ながら、どれも控えめでシンプルな演奏、そしてややハスキーな彼女のボーカルがなんとも魅力的であります。
聴き所はやはりオープニングを飾る「CAN'T BE EASY」でしょうか。これこそがまさにフォークとボサノヴァの融合。アコギとともに全編にフルートが大きくフューチャーされていて心地よさバツグンです。まさに名曲といえる逸品でございます。これ1曲で「買い」でしょうね。
他はいわゆるフォーク系の音でまとめられているんだけど、これがなかなかレベルが高い。インストも含み、素敵なアコギによるギターワークも堪能できます。アコースティック・スウィングともいえるスウィンギーでゴキゲンな曲もあります。かなりオススメ度高いです!