addsomemusic2007-03-02



 どうやらMARK LEVINEの1968年にリリースされた唯一のアルバム『PIGRIMS PROGRESS』がCD化されたようです。こんな自主盤がCD化されるなんてすごい世の中になったもんです。でも。自主盤とはいえかなりの人気盤なんで出るべくして出たというところなんでしょうか。


 このアルバムがなぜ人気盤なのか?理由は簡単。若き日のライ・クーダーが参加してるからです。8曲にわたり、ギターにボトルネックマンドリンと弾きまくってますから。おまけにプロデュースはマイケル・ディージー。もちろん彼もギターを弾きまくってます。ライ・クーダーのファンならずともギター好きには要チェックですよね。もちろん全曲MARK LEVINEの手のよるオリジナルでSSW好きも納得の内容だと思います。


 3人のギター弾きが目に付きますが、ラリー・ネクテルのピアノがけっこう効いてます。もちろんジョー・オズボーンやベン・べネイ、ポール・ハンフリーといった腕達者なメンツのバックアップは堅実ですけどね。これらのメンバーの演奏から分かるようにかなり泥臭いもの。おまけにMARK LEVINEのボーカルがなんともルーズでダルな感じが更にハマルんですよね。SSWアルバムというよりもスワンプ・アルバムといったほうが理解しやすいのかもしれません。


 どちらかといえばセッション・アルバムといった風情が漂う感じ。これがいいんですよ〜。このダルな感覚がこのアルバムの最大の魅力だと思います。それとライ・クーダーの若き日の演奏ね!激オススメ。せっかくリイシューされたんだから買えるうちに買っておきましょう。アナログも出てますよ〜!


 http://diskunion.net/search_result.php?type=1&for=1&kwd=719630&no_alphabet=1&all_genre=1
 

 

Pilgrims Progress

Pilgrims Progress