addsomemusic2007-03-09



 初めてイーグルスを聴いた高校生の時から今に至るまで、彼らの最初の3枚は宝物です。イーグルスホテル・カリフォルニアという図式には嫌気が差しますが(別にホテル・カリフォルニアが嫌いなわけではないです)、私には最初の3枚がとても心に染みる名盤なんです。


 1番好きなアルバムは間違いなく『ON THE BORDER』なんですが、今日は2ndの『DESPERADO』を聴いてます。ジャケも含めて西部開拓時代をモチーフとしたコンセプト的な雰囲気が漂っていますが、実際に聴いてみるととてもバラエティに富んだ1枚。しびれるほど素晴らしい曲があるのに対し、どうでもいい曲も収録されているところが、このアルバムをマイ・フェイバリットにしていない1番大きな要因かも。「どうでもいい曲ってどれ?」なんて質問はしないように(笑)。


 オープニングを飾る「DOOLIN-DALTON」や「TEQUILA SUNRISE」の心地よさははバツグンですが、やはりアルバム・タイトルにもなった「DESPERADO」の名曲っぷりといったらないんじゃないの?この曲がダメな方とは私とは根本的に音楽の価値観が違う方だと思います。あまりにありきたりな展開のバラードで、ストリングスとかも邪魔くさいんですが、やはり良い曲には違いない。凝ったところはなくストレートにメロディの良さを聴かせてくれてます。それにちょっとかすれたドン・ヘンリーのボーカルがまた染みるんだよねぇ。おまけにアルバムのラストを飾る「DOOLIN-DALTON / DESPERADO(REPRISE)」がメドレーというか、ミックス化されてて、これも実はなかなか良いデキだったりするんだよね(笑)。


 このアルバムでは「TEQUILA SUNRISE」や「DESPERADO」ばかり取り上げられるような気がしますが、ぜひ「SATURDAY NIGHT」もよろしく!これもまた彼らの名曲のひとつだと思います。