addsomemusic2007-03-10



 昨日イーグルスを聴いてたら今度はリンダちゃんが聴きたくなったんで、取り出してきたのはリンダ・ロンシュタットの1973年にリリースされた『DON'T CRY NOW』。これはソロとして4枚目だったかな?アサイラム移籍第1弾で、彼女の代表作の1枚に数えてもいいような出来栄えだと思います。


 前作ではまだデビュー前のイーグルがバックを務めていました。イーグルス独立後のアルバムですが、ここでもイーグルス人脈があふれていて素晴らしい楽曲や演奏の数々が楽しめます。それにリンダ・ロンシュタットのボーカルの成長が大きいですよね。特に最初の2枚に聴かれたようなポップス系カントリー・シンガーという単調なスタイルだったのが、前作あたりから変化が見え始め、ここである程度の形が出来上がったように思います。シンガーとし素晴らしいものを感じます。ややハスキーなボーカルに好き嫌いもでるかもしれませんが、このテのカントリー・ロック的なサウンドにはよくマッチしてますよね。田舎のお姉ちゃん的な風貌もちょっと垢抜けてきました(そうでもないか)。


 取り上げている曲が本当に名曲揃い。エリック・カズの「LOVE HAS NO PRIDE」、イーグルスの「DESPERADO」、J.D.サウザーの「DON'T CRY NOW」、ランディ・ニューマンの「SAIL AWAY」、フライング・ブリトウの「COLORADO」、ニール・ヤングの「I BELIEVE IN YOU」・・・どう?堪んないよね!ランディ・ニューマンなんてちょっと意外?なんて気もしますが、素晴らしいバラードで熱唱してくれています。それに「ならず者」!昨日のブログに次いで今日も「ならず者」です(笑)。


 割とオリジナルを崩すことがなく歌っています。スプーナー・オールダムのピアノが印象的ですね。イーグルスではそれほど気にならなかったストリングスもここでは強めにフューチャーされてます。バック・コーラスもなかなか良く、ラストにリンダの熱いボーカルとともにガツンときます。とにかく誰が歌っても名曲は名曲なんです。


 

Don't Cry Now

Don't Cry Now