addsomemusic2007-04-08



 今日は本当にいい天気だったなぁ。心地よすぎました。


 ただいまのBGMは、はっぴいえんどの『HAPPY END』なり。1973年リリースの3rdといってもこれが制作された時にはすでに解散状態だったんですけどね。オリジナルとしてたったの3枚しかアルバムがないはっぴいえんどなんですが、個人的に1番よく聴くのがこのアルバムだったりしています。変わってる?


 音楽に良いも悪いもない・・・というのが個人的な考えです。音楽を評価するただ唯一のものは個人的な「好み」だけだと思ってるんで、世間的にあまり評判が良いとは言い難いこの3rdが好きなのも「別にいいだろ〜」って感じなんですが(笑)。


 完成度の高さではやはり2ndの『風街ろまん』が群を抜いてるかな?とは思うけど、楽曲の粒としてはこの3rdが1番揃ってると個人的には思ってるんですが・・・。いや、ホントいい曲ばかりだよねぇ。


 はっぴいえんどを初めて聴いたのは私が中学生の時に確かラジオで聴いた「オール・トゥゲザー・ナウ」。奇跡とも言えるはっぴいえんど一夜限りの再結成となったステージでした。その時の演奏を収めた『THE HAPPY END』が初めて買ったはっぴいえんどのレコで本当にメチャクチャ聴きましたから。それに収録されていた「さよならアメリカさよならニッポン」は衝撃的でした。そんな流れもあってこの3rdが好きなのかも知れませんね。


 大滝はソロ・アルバムのリリース後でややネタ切れ。細野は自身のソロ・アルバムのため出し惜しみ。そんな中、鈴木茂は彼自身の最高ともいえる楽曲群を提供してくれています。といっても大滝・細野の楽曲がツマラナイかといえば、とんでもない。天才は窮地に立っても最高の仕事をしてくれるものです。「風来坊」「田舎道」「外はいい天気」なんてホントいい曲ですからね。ネタ切れでもこのクオリティー・・・まぁ大滝は1曲少ないですが(笑)。


 高校生の頃、「さよならアメリカさよならニッポン」にクレジットされているヴァン・ダイク・パークスのアルバムが聴いてみたくて中古屋で購入した『SONG CYCLE』には本当に衝撃を受けました。だってどこからどこまでが1曲なのか分からなかったんだもん(笑)。そんな点と点を繋いで行って今の私になったわけで、私の音楽遍歴の根底にはこのアルバムは重要な意味を成しているんだと思います。


HAPPY END

HAPPY END