addsomemusic2007-04-22



 HOME FOLKという正体不明なバンド。カリフォルニアのマイナーなバンドだと思います。1979年にリリースされた『HOME FOLK』はグッド・ソングが詰まったとても素敵な1枚。クリスチャン系なのかな?そこらへんはよく分かりませんが。


 女性を含む3人組で、メンバーのひとりはヴァイオリンが担当だったりしてるんで自然とカントリー色は感じさせます。もちろん3人だけの演奏ではなく、しっかりとしたバッキングをともなっているし、アコギの響きとともにエレキがしっかりとソロをとってたりしています。感触としてはフォーキー&カントリー・ロック・バンドといったところでしょうか。


 トラディショナルが1曲ありますが、他は全てメンバーによるオリジナル。曲によって男女のリード・ボーカルを使い分けているんでなかなかメリハリがあります。そして全体的にポップン・カントリーともいえるような爽やかで明るいメロディの楽曲ばかりで、とても楽しめます。


 やはり女性がリードを取る曲のほうに魅力を感じますね。ややハスキーばボーカルがこのテのサウンドにはよく合います。フォーキーな曲からカントリー・ロック、なかにはややサイケを感じさせる曲まであります。ヴァイオリンやスティールが絡んでくる曲なんて心地よさバツグンですよ。


 いかにも米国らしいサウンドアメリカのローカルにはこんなバンドがたくさんいたんでしょうね。素敵過ぎます。