addsomemusic2007-05-12



 ただいまのBGMはFRED ARGIRの『THISTLEDEW』なり。1975年リリースで、たぶん唯一のアルバム。これがねぇ、本当に素晴らしいんだ。この裏名盤ではフォーク系が多く取り上げられてますが、このアルバムはしっかりとしたSSWアルバム。これだけ曲の粒も揃った上質なSSWアルバムはそれほど多くはないと思いますよ。


 1975年にリリースされたLONNIE KNIGHTの『SONG FOR A CITY MOUSE』とう素晴らしいアルバムがあります。そのロニー・ナイトと同じFLASHLIGHTというレーベルからのリリースでレコ番も1番違い。ミネソタのSOUND 80での録音で、バックを務めるメンツもほぼ同じ。この2枚には同じ匂いが感じ取れますね。もちろんロニー・ナイト自身も参加してるし。日本盤までリリースされたロニー・ナイトに対して、FRED ARGIRは全く無名に近いレア盤。でもその内容の素晴らしさは個人的な好みでいえばロニー・ナイトと全く甲乙つけがたい、いやそれ以上か!?


 とにかく捨て曲がないです。先にロニー・ナイトの名前を出しましたが、そのロニー・ナイトをもっとキャッチーかつメロウにした感じかな。特にA面の流れは素晴らしく、ゆったりとしたメロディが心地よさバツグン。全体的にレイドバックした雰囲気に包まれていて、優しさに満ちたような素敵なアルバムです。ややAOR気味のSSWといったほうが分かりやすいのかも(AORではないですよ)。オススメ。