addsomemusic2007-05-14



 え〜SSWの裏名盤の100枚目でございます。このコーナーを始めてほぼ1年半。まぁよく100枚も取り上げたもんです。裏名盤だから、どちらかといえばマイナーな類のSSWやフォークばかり。ほとんど反応がないものの、自分の趣味丸出しで頑なに続けてきました。ちょっと自分を褒めてあげたいです(笑)。


 記念すべき100枚目に誰を取り上げよう?とも思ったんですが、どのSSWやフォーク・アルバムもこよなく愛してますし、100枚目に取り上げたという特別扱いもなぁ・・・なんて思っちゃったりして。へんに大々的に取り上げてオークションで変に高値になるのも嫌だしね。ここは自分で思ってる以上に影響力があるらしい・・・と聞いたことがあります。怖いなぁ。


 だから、ただいまのBGMは『CORNELIA STREET』なり。これ1980年リリースのSSWコンピ。「CORNELIA STREET」はグリニッジ・ヴィレッジにあるコーヒー・ハウスなんで、これはそこのお抱えアーティストによるコンピ・アルバムだと思います。総勢8組12曲入りなんだけど、これがかなり良いんですよ。収録されたアーティストのどれもがレベルが高く、質の高い楽曲が収められています。


 やはり各2曲収録されたアーティストの楽曲がレベルが高いですね。その中でも個人的にベストなのがROD MACDONALDの2曲。A面トップを飾る「SONGS OF MY BROTHERS」の素晴らしさといったら!このキャッチーなメロディラインは琴線くすぐりまくりです。サビで被さってくるハーモニーにも鳥肌です。まさにベストトラックの1曲ですね。スローな「THE COMIN' OF THE SNOW」も染みる名曲。彼のアルバムも同様にグレイトなんですよ(いつか取り上げます)。他にもCLIFF EBERHARDTやSIMON & KAPLANSKIあたりはグッとくる曲を提供していますね。ラストを飾るTOM INTONDIによる「THEN GOD WILL DANCE」もアコギのカッティングが気持ちいい!もう堪りません。ほとんどの曲がアコギの弾き語りに近いもの。それにベースが加わってのが基本編成といったところ。ベースはどの曲でもMARK DANNが担当してるんで、彼はこのコーヒー・ハウスのお抱えベーシストとしてバックアップしていたんでしょうね。


 酒でも飲みならが聴きたい1枚・・・というよりもこんな素敵なSSW達を実際にコーヒーハウスで見たいものですね。