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ただいまのBGMはTOWNES VAN ZANDTの『THE LATE, GREAT TOWNES VAN ZANDT』なり。1973年リリースのSSW名盤の1枚だと思います。なにを思ったか久々にタウンズ・ヴァン・ザントのアルバムを聴いてるんですが、意外にもこのブログや私のHPを含めて初めて取り上げています。私の知人が最近、彼のCDを買ったそうで、それに釣られて聴いてる次第。まぁ私のBGMの選び方なんてそんなもんです(笑)。
60年代から活躍し、97年に急逝するまで数多くのアルバムも残してくれています(活動期間の割には少ないか)。そのどれもが素晴らしいデキ・・・というより、どれ聴いてもあまり変わらないんだけど(笑)、聴くほどに味わいが増す素敵なアルバムの数々は名盤と呼んで差し支えのないものばかりだと思います。
いわゆるディラン・チルドレンといえるような世代なんでしょうか。遅れてきたフォーク系SSW。アメリカン・ルーツ・ミュージックの良き継承者ともいえそうな音楽性はフォークとカントリーの中間を行くような音。ガイ・クラークがガスリー・トーマスらとも共通点が見出せますね。ここらあたりのアメリカンなサウンドは個人的にはドツボでございます。確かに地味な曲が多いんですが、先にも書いたように聴けば聴くほど味わいが増すスルメ盤なんですよね。ホント染みます。
彼のアルバムはどれも素晴らしいんだけど、個人的な好みで『THE LATE,GREAT TOWNES VAN ZANDT』を聴く機会が多いかも。ここでの聴き所はやはりエミルー・ハリスやウィリー・ネルソンに取り上げられヒットした「PONCHO & LEFTY」が収録されてるところかな。この曲に勝るとも劣らない「IF I NEED YOU」も素晴らしい。フォークからカントリー・タッチのもの、中にはブルーズ色の濃い曲まで収められてますが散漫な印象はなく、よくまとまった素晴らしいフォーク系SSWアルバムだと思います。こーゆーのは何度でも繰り返し聴けちゃうんですよねぇ。
あと、タウンズ・ヴァン・ザントのアルバムでPOPPYからのリリースものがTOMATOから再発されてるんですが、アナログも含めてあのトマトのマークはなんとかならないんだろうか??その昔、あのトマト・マークが嫌でPOPPY盤を探し回る羽目になったんですけど(笑)。
- アーティスト: Townes Van Zandt
- 出版社/メーカー: Charly
- 発売日: 2003/04/21
- メディア: CD
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