addsomemusic2007-08-06



 ただいまのBGMはBRIAN CUTEANの『LUBRICATING THE SPECIES』なり。詳細は全然知らないんですが、1987年にリリースされたほぼ自主盤の類だと思います。その筋の方々には有名かな?その筋って・・・よく分かりませんが(笑)。なんといってもインパクトのあるジャケに目が行ってしまいますねぇ。なんなんでしょ、これって。耳ですか?かなり不気味ですよねぇ。間違いなく内容が分からないと恐ろしくて手が出ませんね。


 その内容なんですが、これが本当に素晴らしいフォーキー系SSWアルバムとなっています。80年代といってもアコギを中心としたシンプルな音作りで70年代のSSWの雰囲気を醸し出しています。淡々としたものからアシッド色の強いものもあったりしてますが、そのどれもが良い曲ばかりで非凡なセンスをうかがわせてくれます。ただ残念なのは6曲入りということ。まぁミニ・アルバムみたいなもんですね。


 アルバムを通して基本はアコギとベースによるシンプルな演奏に、曲によって他の楽器が加わる程度です。淡々としていながらハーモニカが哀愁を漂わせている「THE SOME OF OUR PAETS」からスタート。いきりの美しいナンバーでもう一気に耳を奪われますね。女性コーラスが加わりアシッド色を強めた「PURPLE MARTIN」や、ややノスタルジー系のメロディの「LAY MY BODY DOWN」。マンドリンやリコーダーが印象的な「A WORLD LIGHT YEARS AWAY」、いかにもなSSW系のメロディの「THE HOUSE ACROSS THE STREET」はコーラスの付け方もよく、かなり渋い演奏ながら個人的にはベストな1曲。ラストはアコギ、ベースにキーボードが加わってきますこれが、めちゃメロウで本当に素晴らしい1曲。こんな感じでどれも本当に染みるような名曲揃いなんですよね。特にラストの2曲の素晴らしさといったら!


 6曲入りで短いもんだからあっという間に聴き終えちゃいます。そしたらまたリピートしちゃって延々と聴き続けちゃうんですよね。オススメです。