addsomemusic2007-08-25



 う〜ん、この暑さは異常ですね。だからなんとも涼しそうなジャケのアルバムを取り出してきました。ただいまのBGMはJOHN SMYLIEの『THE OTHER SIDE OF DAY』なり。1981年リリースのたぶん自主盤の類だと思います。


 素敵なジャケですが、中身はそれ以上に素敵なSSWアルバムです。彼の12弦と歌を中心にささやかなバック陣がとてもシンプルで歌の良さを際立たせてくれています。どれも落ち着いたスロー曲ばかりで、ややアシッド色を感じさせる曲もあります。一聴した感じでは地味と思われそうですが、これがハマルんですよ。なんともクールな曲ばかりで、暑苦しさのカケラもありません。それはやはり多くの曲にリコーダーが入ってるからでしょうね。シンプルで胸を打つような歌にリコーダーの音色がミックスされて清涼感溢れるサウンドになっています。あとリコーダーとともにバイオリンも重要なポジションを占めてますね。カントリー系にあるようなフィドルの軽快な音ではなく、しっとりとした美しい音色を奏でてくれています。


 1曲目の「DON'T SAY,"I DON'T KNOW」からして名曲度高し。透明感のある美しい女性ハーモニーが加わる「LOAD JESUS CHRIST」はいかにもなクリスチャン系の美しさに溢れてます。シンプルなフォーキー・ソングなれど、この淡々としたメロが胸を打つ「I AM A FLOWER IN YOUR HAND」など、本当に良い曲が揃った素敵なアルバムだと思います。オススメ!