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久しぶりに中古屋へ行ってきました。最近オークションとかネットでのレコハンが普通になっちゃったけど、やはり中古屋へ行くのが一番楽しいですね。広島の中古屋になんかマイナー系のレア盤なんてまず無いんだけど、それでもレコに囲まれた空間っていうのが本当に大好きです。
久々にジス・ボーイを覗きに行きました。まぁ洋楽コーナーはこれといって目ぼしいものはないんで邦楽のコーナーを覗いてたんですよ。そこで思わず中川イサトの『お茶の時間』を発見して取り上げちゃいました。これCDで持っていて密かな愛聴盤。他に欲しいものもなかったんで思わずアナログ盤もゲットですね。CDからアナログへの買いかえっての最近多いんだよなぁ(笑)。同様のパターンで安かったんで西岡たかしの『満員の木』のアナログ盤もゲット。
中川イサトと西岡たかしをレジに持っていったら、店長さんが声をかけてきました。以下、その内容を・・・。
「フォークがお好きなんですか?」
「えぇまぁ。」
「林亭って知ってます?」
「はぁ、一応CD持ってますけど」
「いまレコードがうちにあるんですよ。見ます?」
「えっっっ」
店長さんが奥から林亭の『夜だから』のアナログ盤を持ってきたんですよ。思わず「うわっ!」っ声が出そうになったじゃない。まさか林亭のアナログ盤の現物を手にとって見ることができるなんて夢にも思いませんでした。なにせ自主盤で200枚プレスというシロモノ。東京ならいざしらず、こんな地方の広島の中古屋で見るだなんて。「おいくらですか?」とは怖くて聴けなかった(笑)。
以前に東京に行ったときにハイファイの大江田さんと話しをする機会があったんだけど、その時に林亭のこといろいろ聞けばよかったなぁ・・・と今頃に後悔しています(笑)。
で、今回は中川イサト。1973年リリースの『お茶の時間』。なんちゅータイトルやねん!って思わずツッコミたくなりますが、まさにそんな空間が広がる素敵なアルバムです。アメリカ専門なんで日本のフォークはあまり詳しくありませんが、このアルバムは2枚目?ほぼ弾き語りだった『1970年』もほのぼのとしてて素敵ですが、細野晴臣や林立夫、駒沢祐城らが参加して温かみのあるサウンドになり、より中川イサトの優しい雰囲気が鮮明に聴き手に伝わります。彼のギターの素晴らしさは今更書くまでもないですが、彼のボーカルもなかなか味わい深くて心地よさ倍増だと思います。以後のアルバムでだんだんとボーカルが減っていくのは残念ですね。彼のアルバムは数枚しか聴いたことありませんが、最高に素晴らしいアルバムだと思います。大愛聴盤。
- アーティスト: 中川イサト
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 1990/09/15
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