addsomemusic2007-11-23



 久々に中古屋に行ってきました。といっても軍資金もないんでバーゲン・コーナー漁り(笑)。いや、これがなかなか楽しいもんです。バーゲン・コーナーも捨てたもんじゃないですよ。珠玉混載・・・いやただの混載コーナーか(笑)。300円の安レコを数枚抱えて帰りました。まぁあまり繰り返し聴くことはないんでしょうけどね。でもそこでの1枚との出会いってのが好きなんですよ。レアとか安レコなんて関係ないです。好き嫌いは別にして、どのアルバムにも素敵な音楽が納められているわけですから。


 本日の収穫
 RODNEY CROWELL 『AIN'T LIVING LONG LIKE THIS』
 KENNY BURRELL 『A GENERATION AGO TODAY』
 キャンディーズ 『危ない土曜日』
 豊田勇造 『走れアルマジロ


 全部300円だったんですが、それにしてもこの統一感の無さはどうなのよ(笑)。



 話しは変わって、ただいまのBGMはEMMY LOU HARRISの『GLIDING BIRD』なり。いつも巡回してる素敵なブログのココで取り上げられているのを見て、私も無性に聴きたくなってレコ棚から取り出してきました。たぶん1970年リリースのエミールー・ハリスの1st。ハッキリ言って彼女のアルバムで1番レアな1枚だと思います。たぶん未CD化だったと思いますが、調べた訳ではないんで違ってたらスイマセン。


 エミールーといえば、まさにカウガールなカントリー系のシンガー。1975年の『ELITE HOTEL』とかそれなりに高い評価を得ていると思います。今回取り上げてる1stはカントリーというよりもポップ・フォーク・シンガーという感じが強いです。しかし彼女の美しく素晴らしいボーカルはこの時から既に聴かせるだけの魅力を放っています。このアルバムがキッカケなのかどうかは分かりませんが、この後にグラム・パーソンズのアルバムに参加し、認知度が一気に高まるわけですけどね。そうこのアルバムはグラム・パーソンズ以前のアルバムなんですよね。


 嬉しいのはこのアルバムには彼女のオリジナル曲が5曲も収録されているというところ。この後の彼女のアルバムでは自作曲がなくなってきますから、ある意味で貴重だといえます。取り上げた楽曲はボブ・ディランハンク・ウィリアムス、フレッド・ニールなど。何を血迷ったかバカラックの「I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN」のカバーには苦笑いが出ちゃいますけどね(笑)。でもこれもまた彼女の一面で、なかなか良いもんです。


 オリジナルはJUBILEE盤で、1979年にはEMUSからジャケを変えてリイシューされています(こちらのジャケも素敵なんですよね)。今ではEMUS盤もレアになっています。オリジナルのJUBILEE盤は赤と青の2種類のジャケがあり、一般的には赤いほうのジャケが取り上げられています。聴いた話によると青いほうはプロモ・オンリーだそうですが、本当かどうかは知りません。青いほうは再発という噂も聴きましたが、これはEMUS盤のことを言ってるかもしれません。


 私が持っているのは青いほうなんですが、確かにプロモ盤でした。本当のところどうなんでしょ?詳しい方、教えてください。