addsomemusic2007-11-25



 THE REAL THINGの『ARTWORK』とうアルバムが大好きで、これは大愛聴盤。70年代のクリスチャン系のフォーキーなアルバムで、ARTRONICSというミネソタのクリスチャン系専門のレーベルからリリースされていました。ただこのレーベルって他のアルバムでもそうなんだけど裏ジャケとかに詳細なクレジットったが全然ないもんで、本当に情報が皆無な状態になっちゃっています。『ARTWORK』はカバー曲中心で、そのシンプルで美しいサウンドに堪らない魅力を感じていて、お気に入り過ぎて、今まで何度となく自作のコンピCDにこのアルバムからの楽曲を収録してきたんで、何人の方にはお聴かせしてきたと思います。


 そんなTHE REAL THINGの他のアルバム『THE REAL THING』を取り上げます。『ARTWORK』とどちらが先にリリースされたのか定かではないですが、同じARTRONICSというレーベルからのリリースで、レコード番号から判断してこの『THE REAL THING』のほうが後からリリースされたものだと思います。ジャケに映るメンバーの人数が7人から6人に減っていますし、『THE REAL THING』のほうには新たに女性のメンバーもいるようです。果たして同じバンドなのか?という疑問も出てきますが、同レーベルだし、アルバムから聴こえるサウンドや、ジャケに映る写真で判断する限り、数名のメンバー変更はあったものの同じバンドのアルバムだと思われます。これまたリリース年は不明ですが。


 楽曲のクレジットもないんでオリジナルなのかカバーなのかも判断付きかねますが、聴き覚えのあるメロもありますんで、オリジナルとカバーが混載しているのでは?と思います。まぁこれは私が無知なだけで全曲カバーなのかもしれませんが・・・。曲はアコギやピアノを中心としたフォーキー系の音。これに素敵なハーモニーが加わります。アルバム通して『ARTWORK』よりもグルーヴィーな印象を受けますんで、こちらのアルバムのほうが聞きやすいのかも知れません。とにかく捨て曲なしの素敵なアルバムということは断言できますね。


 『ARTWORK』のほうはたまに見かけますが、こちらの『THE REAL THING』はあまり見かけません。内容はともに「グレイト!」と呼べるような素晴らしいフォーク・サイケなアルバムと言えるので見かけたらぜひ!