addsomemusic2007-12-01



 あ〜もう師走なんですね。師走の声を聞く前から激務が続いており、心身ともにクタクタでございます。こんな疲れた体を癒すためにも素敵なフィメール・フォークなアルバムを取り出して聴いています。


 ただいまのBGMはCINDY KALLETの『WORKING ON WINGS TO FLY』なり。1981年リリースの1stだったかたな?FOLK-LEGACYからのリリースで、フォーク好きにはお馴染みのレーベルですね。ほぼ彼女の弾き語りというシンプルなフォーク・アルバム。それに曲によってハーモニーが付くという程度。美しく透明感のある・・・といったボーカルでもないですが、なかなか心休まる澄んだ空気を感じます。特にハーモニーが絡む曲ではより強く感じますね。もちろん全曲が彼女の手による楽曲で、短い曲が多く、16曲も収録されています。


 ほとんどが普通のフォーク・ソングといっていいんだけど、1曲目の「NANTUCKET SOUND」では若干アシッドな薫りを漂わせていなくもない。ここらあたりのバランスがこのアルバムの肝なのかもしれませんね。曲はどれも素直に良い曲が揃っています。2分から3分そこそこの短い曲が並ぶ中で、唯一6分も及ぶ「ROLL TO THE RIVER」が地味ながら個人的なベスト・トラック。ハーモニーも素敵で本当に美しい1曲だと思います。この曲だけを延々繰り返し聴いていたい(笑)。


 特別な世界観を持ったようなアルバムではないです。普通の人が聴けば、ただの地味なフォークですから。でもなんとなく聴いてて、心休まるようなフォーク・アルバム。何度も繰り返し聴くことはないけど、こんなアルバムは私には大切な1枚なんです。