addsomemusic2008-02-05



 今年初めての「SSWの裏名盤」だといま気がつきました(笑)。いや、別にネタ切れというわけでもないんですけどね。まぁ多忙でほとんど更新できなかったもんで。で、今日も雪ジャケな1枚を。


 ただいまのBGMはBENEDICTの『REALLY LIKE TO LIVE!』なり。1978年リリースのカナダはバンクーバーのSSWアルバム。SSWといっても地味なフォーキー・サウンドではなく、なかなかポップな作りのアルバムなので、とても聴きやすいです。


 BENEDICTはクレジットを見る限りではBENEDICT PATRICKと表記されています。これが彼のフル・ネームでしょう。彼はボーカルはもちろん、ギターやピアノ、ハーモニカを担当。曲によっては彼のハーモニカがなかなか良い効果を生んでいるんですよね。もちろん全曲彼自身によるオリジナル曲がそろっています。


 しっかりとアレンジされた音作りで、彼のポップなメロディー・メーカーぶりが上手く発揮されています。決して派手なサウンドではないんですが、心地よさはバツグンです。やや頼りない彼のボーカルもこのテのSSWアルバムにはうまく溶け込むんですよね。個人的にはSSW〜フォークの分野ではあまり歌が上手すぎては味気ない・・・なんて思っているんすが(笑)。


 バンド・サウンドに曲によってホーンが絡んだりしています。かなりピアノの比重が高いかな?随所に挟まれたハーモニカがなかなか良いんですよ。ポップン・ロッキンな肌触りからスロー・ナンバーまで曲のレベルはかなり高いと思います。「犬ジャケ」にハズレなしですが、個人的には「雪ジャケ」にもハズレなしだと思っています。安価なアルバムですので見かけたらぜひ!