addsomemusic2008-02-08



 普段、アメリカのマイナーなレコとか漁っていたら「MR. BOJANGLES」のカバーによく出会います。決して派手な曲でもなく、キャッチーなメロディでもないのに多くの方に愛されているんですね。歌詞を見ても感動できるようなものではない。でもこんな曲がアメリカ人の琴線に触れるんでしょうかね?だからといってツマンナイ曲だという気はさらさらありません。誰が歌ってもやはり「良い曲」って思います。不思議なもんですね。あのなんともいえない「温か味」がこの曲の最大の魅力なんでしょうね。


 ニッティー・グリッティー・ダート・バンドのカバーが大ヒットして超有名曲になったのかな?オリジナルはもちろんJERRY JEFF WALKERです。彼の1968年にリリースされた1st『MR. BOJANGLES』に収録されています。彼はサーカス・マクシマスというサイケ・バンドでアルバムを2枚残していますが、これはその後のソロ。68年当時のフォークとカントリー、アコースティックとエレクトリック・・・これらの融合を試みた・・・なんて書くと今では意味不明ですね(笑)。まぁボブ・ディランの『JOHN WESLEY HARDING』に大きな影響を受けて作られたアルバムと書くと分かりやすい。まぁ今の耳で聴くと普通のフォーク系SSWアルバムでございます。


 バックにはデヴィッド・ブロムバーグも参加。ロン・カーターを初めとしてジャズ畑のミュージシャンも多数参加しておて、リズム陣はなかなかしっかりとしています。ベースはホーボー系のフォークなんで地味かもしれませんが、なかなか曲の粒は揃っていて、時折聴きたくなっては取り出しています。


 そのうち「MR. BOJANGLES」特集でもしようかしら?
 


ミスター・ボージャングル

ミスター・ボージャングル