addsomemusic2008-03-20



 ローラ・ニーロのアルバムには本当に駄作がありませんね。どれも名盤と呼ぶに相応しいアルバムばかりです。でも普段よく聴いてるアルバムとなると案外限られてくるものなんですよね。よく手にするのは彼女の1stと『GONNA TAKE A MIRACLE』か『NESTED』くらい。彼女の代表作と呼ばれてる『ELI AND THE THIRTEENTH CONFESSION』『NEW YORK TENDABERRY』あたりは年に1回くらいしか聴かないかなぁ。もちろん嫌いなアルバムではないし、名盤だと思っています。でもあの研ぎ澄まされたような緊張感ただようサウンドがちょっと重いんですよ(笑)。だから肩肘張らなくてもいいようなアルバムに自然と手が伸びるわけです。


 だからといって他のアルバムが緩いとかいう意味ではなく、どれも素晴らしい。単純に個人的な好みということで彼女のアルバムで繰り返しよく聴いてるのは1stの『MORE THAN A NEW DISCOVERY』かな。1966年リリースのこれも名盤の名に恥じないようなアルバムだと思っています。


 このアルバム、ジャケが変わったり、アルバム・タイトルや曲順が変わったりと様々なフォーマットが存在しています。オリジナルは『MORE THAN A NEW DISCOVERY』というタイトルの盤でいいのかな?あまり詳しくなくて申し訳ないんだけど。たぶんオリジナルと思われる盤の1曲目は「WEDDING BELL BLUES」ではなく「GOODBYE JOE」。この2曲はこのアルバムの目玉ともいえるくらいの名曲ですね。「WEDDING BELL BLUES」はフィフス・ディメンションで有名ですね。


 それにしてもこのアルバムが1966年というのが驚異的です。この時代にこれだけフォーク色がなく、70年代のSSWに通じるメロディやサウンドを作り出していたことが本当にすご過ぎますね。


 最近このアルバムがオリジナル・ジャケ仕様でCD化されたようです。CD買ってないんでよくは知りませんが。でもジャケはコロンビア盤のやつよりもこちらのほうが大好きです。