addsomemusic2008-04-14



 ただいまのBGMはBUREMAN & 0'ROURKEの『STRAWBERRY PICKIN'S』なり。1974年のカンサスのマイナー・プレスもの。BRUCE BUREMANとTIM O'ROURKEによるルーラル系のフォーキー・デュオ。まぁカントリー・フレイヴァー漂うゴキゲンなアルバムです。USにはこのタイプのマイナーなアルバムはゴマンとありますが、これほどクオリティの高いものはそう多くありません。というより、ローカルの世界では未だに埋もれたままになっているようなアルバムもたくさんあるんでしょうけどね。


 二人の歌と演奏が中心ですが、しっかりとしたバックが付いていて地味な印象はありません。でも、バンジョーとかマンドリンといったストリングスの音が中心。でもそんな演奏にふたりのハーモニーが心地よく響きます。


 収録された多くの曲がオリジナルなんだけど、数曲のカバーもまた秀逸。特にオープニングに据えられたジェリー・ジェフ・ウォーカーの「BO JUNGLES」は絶品ですね。USのフォーク〜SSW系のアルバムを集めていると本当にこの曲のカバーが多いことに驚かされます。本当に多くの方に愛されてる曲なんですね。


 オープニングがカバーってのもアレだけど、でも彼らのオリジナル曲も陰に隠れることなく名曲度を存分に振りまいています。ブルーグラスなインストとかもあり、アルバム通して楽しめます。これぞ米国の底力でしょう。


 彼らのアルバムが何枚あるのか全然知りませんが、1976年の『SOMEBODY GIVE ME A SMILE』というのも持っていますが、内容は圧倒的に『STRAWBERRY PICKIN'S』のほうが良いです。