addsomemusic2008-05-29



 ただいまのBGMはDENNIS WILSONの1977年にリリースされた『PACIFIC OCEAN BLUE』なり。デニス・ウィルソンはもちろんビーチ・ボーイズのメンバーで、ウィルソン3兄弟の真ん中だったっけ?ビーチ・ボーイズのメンバーの中で唯一本当にサーファーだったそうですね。いろいろと悪評もありますが、もっとも少年の心を持ち続けていたのがデニスだったと思います。これが唯一のソロ・アルバム。録音してあったけどオクラ入りしたアルバムはあります。わずか39歳の若さで亡くなったのは本当に惜しいですね。そう思えるくらいの才能がこのアルバムでは見て取れますから。


 ビーチ・ボーイズの中で最初のソロ・アルバム。でもここにはビーチ・ボーイズの爽やかさは全くないです。全体的に重いサウンドに、彼の泥臭いボーカルが絡みます。曲もスローなナンバーが中心だしね。それによく練った作りで、アルバムの完成度は高い。全曲デニス自身による楽曲でかなりレベルは高。人気盤なのも頷ける良いアルバムだと思います。


 かなり昔にCD化されてましたが、とっくに廃盤。廃盤状態も長く、かなりのプレミアも付いていたし、ブートまで出回る始末。でもようやく再発されるようですね。それもボーナス・ディスクを含む2枚組仕様。私はたぶん買いませんが、今まで聴けなかった方はこの機会にぜひ!


Pacific Ocean Blue / Bambu

Pacific Ocean Blue / Bambu